● ビギナー向け おすすめ現像液 3選

現像液はみな同じではありません。いくつかの現像液は、他のものよりも使用者に高い精度を要求するため、ビギナーが使用するには、より扱い難くなる場合があります。
以下では、ビギナーの方に特に適している現像液を3つお薦めしていますが、もちろん、経験豊富な暗室作業人に使われているものです。

これらの現像液には共通する特徴が2つあります:
①これらは時間と温度のようなパラメータが正確に保たれていなくても許容してくれます。
②これらは補正現像液です。

ですからこれらの現像液は、あなたが暗室で非常に正確に仕事をしなかった場合でも、また、正確な露出について注意を 払わなかった場合でも、ネガにそれでもまだ許容できる品質を維持してくれます。

“補正現像液って何?”とあなたは疑問に思うかもしれません。
補正現像液は、ハイライト領域の密度が高くなり過ぎないように補正します。
非常に明るい部分は、ネガ上で暗い部分として示されます。このような領域では、多くの光がフィルムに届き乳剤と反応 しています。ですから私達はこれらの領域を高密度領域とよんでいます。光と反応した銀の濃度は、そこでは高いものになっています。密度 (濃度)が高すぎる場合には、ネガはプリントするのが難しくなります。補正現像液はハイライトが到達できる密度を制限するものです。

下の写真は高密度領域を示しています。
左側はネガです。高密度領域は○で囲んであります。右の写真はポジ(プリント)です。ネガで高密度領域を示している部分は、プリントではライト部分になります。

補正現像液は、あなたが35mmフィルムで撮影する場合、特に有用です。
あなたはこのフィルムで36枚の写真を撮るこ とができますが、フレームごとのコントラストはそれぞれ違います。私達はそれぞれのフレームを個別に現像することはできませんから、妥協点を見出さなくてはなりません。
補正現像液を使用することで、密度範囲の調整がなされ、全ての写真のプリントが容易なものになります。

注)以下のお薦めは順不同です。

最初に私達がお薦めするのは、アドックス FX-39現像液です。
これは、ウィリー・バトラー氏のNeofinレッドに基づき、 ジェフリー・クローリー氏によって開発された現像液です。
液体のワンショット現像液で、ISO 200/24まで微粒子を保ちます。
より高感度で粒子はより明瞭になります。この現像液は低毒性です。

次にお勧めするのは、ローライ スーパグレイン現像液です。
優れた現像液を世に輩出していることで有名なシュプール社のヘリバート・シェイン氏により開発されました。
1+9、1+12または1+15で希釈することができる液体のワンショット現像液です。
どちらかといえば微粒子で、素晴らしいシャープネスとアキュータンス(高鮮鋭の意:"Supergrain"の名前の由来です)を保持します。

そして、この限りではありませんが、少なくともアドックス アトマル49を最後におすすめ します。
ロディナルと同様の歴史を持つ、非常に古典的なフィルム現像液です。
パウダー状で使用直前に水と混合する必要があります。
希釈なし、あるいは希釈率1+1か1+2で使用する、ワンショット現像液です。
粒子は非常に微細で、アキュータンス(高鮮鋭)はそれほど高くなく、ポートレイトや風景撮影に向きます。非常に良好 な標準的現像液です。

詳しい説明は各製品ページをご覧ください:
アドックス FX-39現像液
ローライ スーパグレイン現像液
アドックス アトマル49現像パウダー

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ビギナーズ・ガイド
フィルムの現像手順

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